大雨の滝の不思議さというか、特別な存在感みたいなものは、いちばん言葉では伝えにくいものかもしれないです。
いま自分がいるこの世界と、別のパラレルワールドの境界が曖昧になるような、そういう気持ちと言ったらいいのでしょうか。
神が宿る、と言いましたが、人智を越えたなにものかと、限りなく接近するような感覚なのかもしれません。
よくわからないことは、よくわからないままにしておきます。
きっとそのほうがいいんだと思います。
ということで話は変わって、イグアスの、いきものです。
悪魔の喉笛で撮影をしているとカメラを持つ手に蝶が止まりました。
え、こんなところに蝶がいるのか、と思ったら、けっこう他にも飛んでいます。
こういう環境、君たちも心地いいのかい?
Quatis、和名ではハナグマ。
アライグマの親戚らしいですが、鼻が長いです。
だから鼻熊です。花熊ではありません。
敷地内の至る所にいます。アルゼンチンにも、ブラジルにも。
人慣れしているというか、観光ズレしてるというか、警戒心ほぼゼロ。
全く逃げようとしません。
でも公園内のあちこちにはこんな看板があります。
クイダード!
不用意にエサをやると、引っ掻かれることもあるので注意!
ということですが、危ないからエサをやるな、であって、自然環境保護のために動物にエサをやるな、ではないようですね。
こいつらはもう観光施設の一部で、自然には戻れなくなっているということなのでしょうか。
ところで、ハナグマコーヒーってご存じですか?
コーヒーの完熟した実をハナグマが食べます。そうすると、種は消化されずにそのまま排泄されるので、それを集めて作る・・・
世界最高級、とも言われているそうですが。
私はまだ飲んだことはありませんが。
いきものといえば、このほかにも森では猿や鳥など、水面からは亀や大ナマズなど、数多く出会いました。
車で走っているとき、一度だけ猫系中型ほ乳類が道を横切って行きました。体長1mくらいかな。
まだ大人になりきってない若いピューマだと、ガイドのシルビゥは言っていました。これを見られたのは、とてもラッキーだ、とも。
ワニもいるそうです。こちらは幸か不幸か遭遇はしませんでした。
おしまいに、イグアスに行ってみたいと思うかもしれない方のために、
イグアス観光情報をまとめておきます。
ブラジルからの旅を前提とした場合、フォス ド イグアスへは、今回私が利用したサンパウロ以外にもブラジル各地から飛行機が飛んでいます。
長距離バスで陸路、というのもあるそうです。
泊まるホテルは、まあご予算にあわせていろいろありますが、最高峰がこのダス カタラタスです。
ブラジルサイドでは唯一イグアス国立公園内にあるホテル。
滝めぐりの遊歩道は、このホテルの正面からスタートします。
だから、開園前、早朝の滝なんかも見られるわけですよね。
お値段もなかなかです。スタンダードのツインで、オフピークで1泊4万円台から。
私が行ったのはブラジル全土がカーニバル休暇の期間中だから、日本でいえばGWみたいなトップシーズン。なので6万以上でした。
アルゼンチン側にも、同じ公園内のホテルとしてシェラトンがあります。こっちは3~4万かな。
フォス ド イグアスの街からイグアス国立公園に向かう道すがら周辺に点在するリゾート系ホテルは、1万〜2万くらいが相場。
そして一番安く上げたいなら街中の安ホテルですが、こちらだと1万以下、5000円以下もあり、ということになります。
私、今回はこちらでした。
滝へのアクセスは、ダス カタラタス以外は結局クルマで行かざるを得ないから、結果的にはあまり変わりません。
まあ、街を気ままにぶらぶら散策できるという点では、街中というチョイスは悪くなかったかも。
ちょっとしゃれた感じの街角のカフェで、アサイーボウルとか食べてみたり。
なにしろイグアスの街、ブラジルではかなり西のほうにあるにもかかわらず、サマータイムまで実施しています。
だから日の出が朝7時半過ぎでした。当然夜も9時過ぎてもまだ明るいので。
もし、もしも生きているうちにもう一度ここを訪れることができるなら。
今度はダス カタラタスに泊まってみたいかも。
そして、誰もいない、遅い夜明けの滝を見るんだ。
アルゼンチンサイドへは、ネットから申し込んだ英語ガイド付きツアーで行きました。
ホテルピックアップで、途中で大型バスに乗り換えます。ブラジルの出国とアルゼンチンの入国、これはガイドがまとめてやってくれるので楽です。
まあ、大人数なので、待ち時間とか、どうしても増えますよね。あと、ここは15分間だけ、とか。
でも、ツアー代金としては全部で44ドル。
これに入場料(ペソ現金払い、たしか2500円くらいだったと思う)くらいです。
でもね、やっぱり団体行動だったから、ここにもっといたいなと思っても、当然ですがそれはできない。
帰り道で、インディオの子供達が打楽器を叩いて歌っていたんです。
もうちょっと見ていたかったんだけど、それができなかったのがちょっと残念でした。
個人的にタクシーをチャーターして、という方法もありです。
もちろん言葉の問題がありますけど。
一方、ブラジルサイドは、専用車&専用英語ガイドでまわりました。
こちらはもう自分の都合で自由気ままだし、1カ所にずーっといてもいいし、 同じコースを2回歩く、とかもありだし。
こちらは、入場料込みで、160ドル。
2名3名なら、一人当たりはもう少し安くなるのかもでしょう。
頑張れば、路線バス公園入口まで行って、自分で廻るというのも、ブラジル側だったらやってできないことはないですね。
これだったら、相当安く回れると思います。
それから、所要時間ですが、アルゼンチンはやはり出入国に時間がかかるのと、中での移動距離が長いこともあって、まる1日かかります。
因みに私は朝8時15分のホテルピックアップで、ホテルに戻ったのは19時半でした。
実はツアー客の中に、夕方6時のフライトの人がいたんですが、全部回っていたら間に合わないということで、悪魔の喉笛に行けずに泣く泣く途中で帰りました。
ブラジルは、半日で十分回れますから、その日のフライトで帰る場合も問題ないです。滝から空港、すぐ近くだし。
どうだろ、タクシー貸し切りで早朝スタートすれば、1日でアルゼンチンとブラジルと両方行くっていうことも、出来なくはないかもですね。
それから、ゴムボートでの滝壺ツアーは、ボートに乗る前の森林ウォークもセットになっていました。
解説は、ポルトガル語とスペイン語と英語のトリリンガル。
これはこれで、なかなか面白い展開でした。
全部ひっくるめて、2時間から2時間半くらいのツアーですね。
ボートツアーは、アルゼンチン側からも出ています。
まるまる4日間も滞在したことで、かなり詳しくなりました。
もし、イグアスの滝に行ってみたい! という方がいらっしゃったら、日本語ガイドとして、私、ご案内可能ですよ、なんてね。
いま自分がいるこの世界と、別のパラレルワールドの境界が曖昧になるような、そういう気持ちと言ったらいいのでしょうか。
神が宿る、と言いましたが、人智を越えたなにものかと、限りなく接近するような感覚なのかもしれません。
よくわからないことは、よくわからないままにしておきます。
きっとそのほうがいいんだと思います。
ということで話は変わって、イグアスの、いきものです。
悪魔の喉笛で撮影をしているとカメラを持つ手に蝶が止まりました。
え、こんなところに蝶がいるのか、と思ったら、けっこう他にも飛んでいます。
こういう環境、君たちも心地いいのかい?
Quatis、和名ではハナグマ。
アライグマの親戚らしいですが、鼻が長いです。
だから鼻熊です。花熊ではありません。
敷地内の至る所にいます。アルゼンチンにも、ブラジルにも。
人慣れしているというか、観光ズレしてるというか、警戒心ほぼゼロ。
全く逃げようとしません。
でも公園内のあちこちにはこんな看板があります。
クイダード!
不用意にエサをやると、引っ掻かれることもあるので注意!
ということですが、危ないからエサをやるな、であって、自然環境保護のために動物にエサをやるな、ではないようですね。
こいつらはもう観光施設の一部で、自然には戻れなくなっているということなのでしょうか。
ところで、ハナグマコーヒーってご存じですか?
コーヒーの完熟した実をハナグマが食べます。そうすると、種は消化されずにそのまま排泄されるので、それを集めて作る・・・
世界最高級、とも言われているそうですが。
私はまだ飲んだことはありませんが。
いきものといえば、このほかにも森では猿や鳥など、水面からは亀や大ナマズなど、数多く出会いました。
車で走っているとき、一度だけ猫系中型ほ乳類が道を横切って行きました。体長1mくらいかな。
まだ大人になりきってない若いピューマだと、ガイドのシルビゥは言っていました。これを見られたのは、とてもラッキーだ、とも。
ワニもいるそうです。こちらは幸か不幸か遭遇はしませんでした。
おしまいに、イグアスに行ってみたいと思うかもしれない方のために、
イグアス観光情報をまとめておきます。
ブラジルからの旅を前提とした場合、フォス ド イグアスへは、今回私が利用したサンパウロ以外にもブラジル各地から飛行機が飛んでいます。
長距離バスで陸路、というのもあるそうです。
泊まるホテルは、まあご予算にあわせていろいろありますが、最高峰がこのダス カタラタスです。
ブラジルサイドでは唯一イグアス国立公園内にあるホテル。
滝めぐりの遊歩道は、このホテルの正面からスタートします。
だから、開園前、早朝の滝なんかも見られるわけですよね。
お値段もなかなかです。スタンダードのツインで、オフピークで1泊4万円台から。
私が行ったのはブラジル全土がカーニバル休暇の期間中だから、日本でいえばGWみたいなトップシーズン。なので6万以上でした。
アルゼンチン側にも、同じ公園内のホテルとしてシェラトンがあります。こっちは3~4万かな。
フォス ド イグアスの街からイグアス国立公園に向かう道すがら周辺に点在するリゾート系ホテルは、1万〜2万くらいが相場。
そして一番安く上げたいなら街中の安ホテルですが、こちらだと1万以下、5000円以下もあり、ということになります。
私、今回はこちらでした。
滝へのアクセスは、ダス カタラタス以外は結局クルマで行かざるを得ないから、結果的にはあまり変わりません。
まあ、街を気ままにぶらぶら散策できるという点では、街中というチョイスは悪くなかったかも。
ちょっとしゃれた感じの街角のカフェで、アサイーボウルとか食べてみたり。
なにしろイグアスの街、ブラジルではかなり西のほうにあるにもかかわらず、サマータイムまで実施しています。
だから日の出が朝7時半過ぎでした。当然夜も9時過ぎてもまだ明るいので。
もし、もしも生きているうちにもう一度ここを訪れることができるなら。
今度はダス カタラタスに泊まってみたいかも。
そして、誰もいない、遅い夜明けの滝を見るんだ。
アルゼンチンサイドへは、ネットから申し込んだ英語ガイド付きツアーで行きました。
ホテルピックアップで、途中で大型バスに乗り換えます。ブラジルの出国とアルゼンチンの入国、これはガイドがまとめてやってくれるので楽です。
まあ、大人数なので、待ち時間とか、どうしても増えますよね。あと、ここは15分間だけ、とか。
でも、ツアー代金としては全部で44ドル。
これに入場料(ペソ現金払い、たしか2500円くらいだったと思う)くらいです。
でもね、やっぱり団体行動だったから、ここにもっといたいなと思っても、当然ですがそれはできない。
帰り道で、インディオの子供達が打楽器を叩いて歌っていたんです。
もうちょっと見ていたかったんだけど、それができなかったのがちょっと残念でした。
個人的にタクシーをチャーターして、という方法もありです。
もちろん言葉の問題がありますけど。
一方、ブラジルサイドは、専用車&専用英語ガイドでまわりました。
こちらはもう自分の都合で自由気ままだし、1カ所にずーっといてもいいし、 同じコースを2回歩く、とかもありだし。
こちらは、入場料込みで、160ドル。
2名3名なら、一人当たりはもう少し安くなるのかもでしょう。
頑張れば、路線バス公園入口まで行って、自分で廻るというのも、ブラジル側だったらやってできないことはないですね。
これだったら、相当安く回れると思います。
それから、所要時間ですが、アルゼンチンはやはり出入国に時間がかかるのと、中での移動距離が長いこともあって、まる1日かかります。
因みに私は朝8時15分のホテルピックアップで、ホテルに戻ったのは19時半でした。
実はツアー客の中に、夕方6時のフライトの人がいたんですが、全部回っていたら間に合わないということで、悪魔の喉笛に行けずに泣く泣く途中で帰りました。
ブラジルは、半日で十分回れますから、その日のフライトで帰る場合も問題ないです。滝から空港、すぐ近くだし。
どうだろ、タクシー貸し切りで早朝スタートすれば、1日でアルゼンチンとブラジルと両方行くっていうことも、出来なくはないかもですね。
それから、ゴムボートでの滝壺ツアーは、ボートに乗る前の森林ウォークもセットになっていました。
解説は、ポルトガル語とスペイン語と英語のトリリンガル。
これはこれで、なかなか面白い展開でした。
全部ひっくるめて、2時間から2時間半くらいのツアーですね。
ボートツアーは、アルゼンチン側からも出ています。
まるまる4日間も滞在したことで、かなり詳しくなりました。
もし、イグアスの滝に行ってみたい! という方がいらっしゃったら、日本語ガイドとして、私、ご案内可能ですよ、なんてね。
コメント
コメント一覧 (2)
日本から最短何時間で行けるのかしら?いつの日かではなく、行くと決めたら色々教えてくださいね。もちろんガイドもお願いします♪
ちょっと調べてみたら、デルタ航空で成田〜デトロイト〜サンパウロ〜フォスドイグアスが31時間42分。航空券が6月半ばで18万くらいかな。大西洋回りで行く路線もある。