遊園地のアトラクションで、けっこう濡れちゃうものもありますが。
そんなものを想像してたら、とんでもなかった。
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MACUCOサファリ、というオプショナルツアーです。
Macucoとは、ダチョウの一種みたいです。そんな鳥、いたのかな。
30人乗りくらいのエンジン付きゴムボートです。

動画で一番最初に見える小さな滝、一瞬ですけど、これは、アルバル・ヌニェスの滝という名前がついています。
300あるとも言われるイグアスの滝で、最も下流にある滝です。
これは、16世紀半ばに、この滝を「発見」したスペイン人探検家の名前です。

発見した、って言っても、インディオはずっと昔から知ってるわけですから、何をもって「発見」したと言うのか、ということですが。
イグアスという名前はインディオが付けていた名前だし。
まあこれは1492年アメリカ大陸発見!と同類の話ですね。

遊園地的アトラクションとしては、間違いなく非常にエキサイティングで面白い!と言えます。
私も大声上げてはしゃいでおりました。

まあ、しかしなぁ・・・なんか違う。
この違和感ってなんなんだろう?
その時はよくわからなかったんですよね。

日本に帰ってきてから、ビデオも何度も見ながら、考えて。
そうか。あの時、どこかで神聖なるなにものかへの冒涜みたいなものを、きっと感じてしまったんですね。

滝は本来、神が宿る場所です。

恐らくここは、数え切れないほどの神々や精霊がいる場所でしょう。
科学的に言えば(!?)地磁気の特異性や、マイナスイオンとか。
そういうエネルギーの偏在する場所だからこそ、それに対する畏敬の念とか、リスペクトとか。あってもいいんじゃないの? というような感覚です。

滝に打たれるのは、「行」でしょ? 
行とまでは言わなくても、少なくとも自らを清めようとする営みでしょ? みたいな。
まあ、いいんですけどね、別に。

それから、水面間近から見上げる滝というのが、また別の意味で新鮮でもあったんですね。
それをじっくり見せてくれるというのだってありなんじゃないか、と。
できればカヤックに乗って、自力で近づいてみたいな。

まあ、観光的にはそれではなかなか成立しないのかもしれませんが。