良い旅を!
ホーダの最後は、いつもこの歌で終わります。
良い旅を! ボァビアージェン!
円であるホーダば、世界そのものでもあります。
世界を巡って、また帰って来る、
そしてボァソルチ、グッドラック!
旅はまだ、終わっていません。
実は昔取った杵柄ならぬ、昔取ったステイタス、というのがあって、今でも若干の優遇があります。
少し早く搭乗できるとか、席の希望が通りやすいとか。
早く搭乗すると、エコノミークラスは一番乗りだったりします。
だからどうした、ですけど。
今回、アメリカン航空の座席、全部非常口脇の、前が広い通路側、でブラジル旅行社さんにお願いしたら、全部OKでした。
これは嬉しいです。ボァソルチ。
三人掛け四人掛けの真ん中で、両側大男っていうの、ほんとに辛いんだもの。
離着陸の時は、むかいにCAさんが座りますし。
またまた、だからどうした、ですけど。
飛行機に乗っていると、時間がたっぷりあります。
特に今回のような長丁場だと、いろんなこと、考えてしまいす。
どうでもいいようなこと。
まただらだらと書いてみます。
以下、お時間のある方だけ、お付き合いください。
空の上からだけど、またいくつもの国境を越えて来ました。
アメリカと歴史的和解をして、国交を回復しようとしているキューバの上空もとおったのかな。たぶん寝てたけど。
改めてまた、国境ってなんだろうなと思います。
ロッキー山脈に差しかかると、地名が一気にスペイン語に変わります。
ロサンゼルス。ラスベガス。エルパソ。
ヒオグランジ、じゃなかったリオグランデ。
清教徒が到達する前に、きっとスペイン人がたどり着き、名もなき場所に名前をつけたわけですよね。
もちろん、インディアン由来の名前もあるのでしょうけれど、多分彼らは、昔から住んでいる自分たちの場所に、わざわざ名前をつけて、他と区別する必要はあまりなかったのではないでしょうか。
ボーダーという感覚も。
そんなものは、白人が後からかってに持ち込んだ概念だと。
いずれにしても、きっと最初は南からやって来たスペイン人宣教師(多分)が名前をつけた土地が、その後の西部開拓時代に東からやって来た勢力に取って代わったという歴史なのかなと思います。
全然違ってたらごめんなさい。
その清教徒も、もともと英国本国から逃れて新天地を求めてやって来た。
ここでないどこかを求めて。
なんらかの理由で、今までいた場所が、自分の居場所ではなくなる。
そういう人も大勢いたでしょう。
そうではなくて、もっと単純に富や名声を求めて、だったりもしますね。
いずれにしても世界の歴史は、侵略と征服という側面があります。
ただ、それによって文化が混じり合い、文明がより発達してきたという側面も否定できない部分もありますよね。
不幸にして、略奪のみになり、搾取か破壊だけで終わってしまったことも多いわけですけれど。
アメリカは、今や英語とスペイン語の国と言われてます。
空港でも、飛行機のなかでも、英語とスペイン語です。
ニューヨークのタクシーはスペイン語しか通じないよ、というジョークもありますから。
でもちょっと不思議なことが。
マイアミ〜ロサンゼルスのアメリカン航空便は、なぜか機内のあちこちに日本語表記がありました。
昔、太平洋路線で使っていた機材なのかな? それとも、お下がり?
機種は777ですね。
まあ、いいけど。
実は私には、TPP無理してやらなくてもいいんじゃないの派的気分があります。
日本は日本で、独自にやっていけば、というような思いもあります。
でもなぁ、そうとばかりも言ってられない部分もあるわけで。
やっぱり国境は、できればないほうがいいんだと思います。
でも、その大前提には、それぞれの文化へのリスペクトがなくてはいけないと思います。
その上で、ハイブリッドさせて、進化させていく。
全く形を変えずにそのままであり続けるということは、それは、古典となるということじゃないかと思います。
ハイブリッドさせる力。
たぶん我々日本人の得意とするところでもありますよね。
もっともっと、世界に、地球に、貢献できる可能性も、我々は持っているのかもしれないなあと思います。
でもそれは、いつでもみんなのために、であって欲しいな。
きれいごとじゃなく。
心は、ジョンレノンのイマジンです。
太平洋上空です。
旅も、いよいよ終わりに近づいて来ました。
自分の居場所だと思っていたところが、そうじゃなかった。
あるいは、いつの間かそうじゃなくなっていた。
よくあることです。
人生、たぶんずっとひとところにとどまっていないほうがいい。
だから、旅は、続きます。
ごめん、もう行かなくちゃ。
ボァビアージェン、ボァソルチ!
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