まだ早い時間帯なので、ぶらぶら散歩がてら街を歩いていると、あれっそういうことか、ということに出くわします。

飲んだビールの空き缶、みんなその場にポイ捨てするわけですが、それをかたっぱしから拾い集めている人がいます。
ここに来るわけですね。
秤で計って、目方で買い取ってくれる。
一個が果たしていくらくらいになるのかはわきかりませんが、すごい人はすごい量を集めてますからね。

一方、いつもお金を引き出していたシティバンク。
あらら、完全に封鎖されてるじゃないですか。
年中無休24H営業って書いてあったのに。
まあ、事前に済ませてますから大丈夫ですけど、カルナヴァウってそういうことでもあるんですね。
もっとも、期間中に引き出すのは、それこそヤバいかもですよね。

街角の看板には、
今度のカルナヴァウは、平和に行こうぜ!
はい、その通りですね。
そうあって欲しいです。

そしてこれが、フィーリョ ジ ガンジー。
もともとはブロコ アフロとして、アフリカ系ブラジル人の社会的地位の向上を目指して始まったものらしいです。

インドのガンジー、非暴力の象徴ですが、その精神を持って、ということで自らをガンジーの息子と名乗ったのだそうです。

今は必ずしもアフリカ系ばかりではなくなっているようですが、白地に青のカラーは、やっぱこれもイェマンジャ。

暴力よりも、愛。

その愛も、どうやら異性間の愛に積極的らしく、ただのナンパ集団だと言う見方もあるそうですが、詳しくはよくわかりません。
とりあえず、道行く女の子と、キスしまくってます。

戻ったところに、トニーにお客さんがみえました。

アニーが、この子たち、こんな子供の頃からよく知っているのよ、と目を細める彼らは、その頃にはメストレマニュエルのもとにいて、今はメストレバンバのところにいるそうです。

ブラジル人同士でうわーっと会話されると、もう殆どついていけない状況ですけど、とにかく彼らがカポェイラの現状や未来についての問題意識を持って、トニーを相手に熱く語っているのだけはよくわかります。

印象ですけれど、なんかすごく知的な感じがしました。
みんなでそろってスピードで、仲良くアサイー食べちゃいました。

でもなんか、こないだより盛りが少ないみたい。
カルナヴァウ仕様かな?

まあ、それでもたっぷりだけどね。

さあ、そしていよいよカルナヴァウの締めへ。

まずはOLODUM。
外しませんね。
近ごろの王道路線なんだろうな。

で、つぎがBELL MARQUES。
これがねぇ、すっごくいいというか、グッと来ちゃいました。

マイナー音階なんですよ。

ラテンて、メジャー音階のイメージあるかもしれないけど、アルゼンチンタンゴとか、サンタナとか、マイナーでしょ。
なんていうのかな、哀愁というか、切ない音。

メジャーがガンガン行くタテ乗りなら、マイナーは横に揺れる、みたいな。

私、マイナー好きなんですよ。

例えばいつも歌っているカボエィラのコヒードでも、殆どがメジャーですけど、たまにマイナーの曲があります。

例えば、ジンガ、ジンガ、メニーナとか。
好きなんですよ、実は。

話をもどしますが、だから、アシェーミュージックの王道ノリとはちょっと違うのかもだけど、いやあ、ググッと来ましたよ。

ということで、私的カルナヴァウの締めは、BELL MARQUES!でした。